自己免疫疾患:20代始め頃


柔道に代わる情熱はまだまだ見つからなかったけれど、ホテルは私にとって夢のある大好きな場所でした。けれど、ホテルで働き始めてから数年後、私は自分の身体に異変を感じるようになります。

 

始めは疲れが中々取れず、皮膚には蕁麻疹と赤い点々と紫の斑点ができはじめました。

段々と、常に微熱があるような状態となり、体中がとても痛みます。

 

髪の毛はどんどん抜けてしまい、いつも胸に重い痛みがありました。とにかく倦怠感がひどくて、たった家から300mくらいしか離れていないコンビニまでも歩いて行けなくなり、仕事はもちろん日常生活にも支障をきたすようになってしまいました。

 

病院での検査の結果、膠原病の全身性エリテマトーデスの疑い、と診断され、即入院することとなりました。

 

入院中、私はこれからの自分の生き方を考えました。…ホテルは大好きだけど、きっとホテルに戻っても、また体調を崩してしまうだろうな…私には何ができるのだろう?どんな仕事が向いているのだろう?…そんな風に思いました。

 

退院後、しばらく自宅療養し、やっと日常生活は取り戻せました。けれど仕事をしなければならない…そんな時、当時とても憧れていたアーティストさんからのご紹介で、占星術とタロットで見て下さる占い師さんにお会いして、占っていただく機会がありました。私にとってそれが生まれて初めてお金を払って占ってもらう機会でした。

 

その占い師さんに仕事のことを相談すると

 

「あなたは人を癒す人」

 

と言っていただき、早速癒しに関する仕事を探し始めました。今は癒しブームと言っても過言ではないくらい、たくさんのセラピーがあります。ところが当時は“セラピー”という言葉すらまだなじみがありませんでした。

 

自分なりにたくさん調べて、アロマテラピーとリフレクソロジーを学ぼうとスクールに通い始めました。自分がセラピストになるなんてその時まで考えたことがなかったのですが、学び始めると本当に楽しく、自分の心身を振り返る機会にもなりました。